クリストフ、おまえだけが・・・

堅くなかった土曜競馬

何故か梅雨入りした途端、週末に降らなくなった日本列島。上半期最終週も東京と阪神の芝は良馬場で行われた。そんな週末の土曜競馬は堅く収まるかと思いきや、複勝も外す単勝1倍台の大本命馬が続出。
函館(3戦1勝)、東京(4戦3勝)、阪神(3戦1勝)で合計10戦5勝という成績は、単勝平均オッズが1.5倍強なので特に悪いというわけでもないが、買っている身としてはやりきれないのではないだろうか?

2023年6月24日の大本命馬成績

-------------------------------------------------------------------------------------------------
【1回函館5日2R 3歳未勝利】ポルトドール 1.4倍 2着
[初騎乗][乗換][不良馬場] 好発から番手、3角で先頭粘り込むも勝馬に差され、2着。
【1回函館5日5R 2歳新馬タヤスロンドン 1.7倍 1着
少頭数で先行し、楽勝。
【1回函館5日9R 恵山特別】エンデミズム 1.5倍 3着
[昇級][乗換] 好発から3番手追走も、先に行く2頭を捉えきれずに3着。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
【3回東京7日4R 3歳未勝利】コントラポスト 1.7倍 1着
[前走2着] 中団前につけ、坂上から抜け出し楽勝。前走より時計ひとつ悪いが、相手に恵まれた。
【3回東京7日5R 3歳未勝利】ルージュスエルテ 1.4倍 7着
[初出走] 発馬互角も折り合い欠いて徐々に後退、直線も伸びずに大敗。
【3回東京7日6R 2歳新馬アスコリピチェーノ 1.7倍 1着
[初出走][ルメール] ダッシュ鈍く中団から追走も直線坂上から他馬を突き放す。力上位。
【3回東京7日11R 江の島ステークス】ドゥラドーレス 1.9倍 1着
[休養明け][馬体重+12Kg][乗換][ルメール] 後方から内目を進み、そのまま直線で馬群を縫って坂上で抜け出し快勝。騎手の技量が大きい。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
【3回阪神7日1R 2歳未勝利】ナムラエイハブ 1.8倍 4着
[前走2着] 大外好発から外目を番手で追走、直線では逃げ馬に千切られる。自分の時計だけは走っているが、勝馬とは1秒以上の差でスピード不足。
【3回阪神7日7R 3歳1勝クラス】コパノパサディナ 1.8倍 1着
[前走2着][乗換] 大外好発から3角では番手。直線で抜けだし、楽勝。
【3回阪神7日8R 3歳1勝クラス】コンクシェル 1.5倍 4着
[前走2着][ブリンカ脱] 好発から好位につけるも3角では手が動き出し、ゴール前だけ少し伸びるも万事休す。ブリンカーを外したことが裏目に出たか?
-------------------------------------------------------------------------------------------------

頼りになるのは・・・

そうした状況で孤軍奮闘していたのが、クリストフ・ルメール騎手だ。東京の3勝のうち2勝はルメール騎手が挙げたもの。やっぱり、頼りになるのはクリストフ!
というわけで、クリストフ・ルメール騎手の全キャリアでの単勝1倍台の成績を調べてみた。

2002年の初騎乗以来、通算では1011戦498勝で勝率49.3%、単勝回収率77.8%だ。近年では常に人気になっていることを考えれば立派な成績といえる。通年騎乗するようになった2015年以降の成績を以下のグラフに示す。

クリストフ・ルメール騎手・単勝1倍台時の成績(2015年~2023年6月末現在)

注目すべきは今年の成績で、6月末現在、43戦30勝で勝率69.8%、単勝回収率112%を叩きだしている。この夏競馬は「クリストフに賭ける」のもアリかもしれない。