単勝オッズ1.3倍!それでも単勝買いますか・・・?

割と平穏な一日

7月8日の開催は、各競馬場の芝・ダートとも良馬場で行われた。函館・福島では単勝1.3倍の本命馬が3鞍、中京では単勝1.6倍と1.7倍が計3鞍行われた。
結果は以下の通りで、単勝1.3倍の3鞍では1勝2着2回に終わったが、中京では3鞍とも勝利した。

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【2回函館3日1R 2歳未勝利】メイショウマサユメ 1.3倍 2着 [前走2着][中1週]
 出負けして押して先頭に立つが、ゴール直前で差される。
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【2回福島3日1R 2歳未勝利】マスクオールウィン 1.3倍 1着 [乗替][初騎乗][初回り][初コース]
 好発進から好位につけ、4角で先頭に立ち押し切る。
【2回福島3日5R 2歳新馬ルシフェル 1.3倍 2着 [初騎乗][初回り][初コース]
 出足つかず後方から徐々に進出し、4角で大外を回り追い上げるが2着まで。
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【3回中京3日6R 3歳1勝クラス】エンペラーワケア 1.6倍 1着 [昇級][初回り][初コース][休養明け][馬体重+16Kg]
 やや出負けして好位を追走、直線では外から先行馬を交わし競り勝つ。
【3回中京3日9R マカオJCT】ブライトジュエリー 1.7倍 1着 [乗替][初騎乗][初コース][休養明け]
 発馬五分で好位の内ににつける。直線では馬群をさばいて抜け出す。
【3回中京3日10R インディアT】サンライズフレイム 1.7倍 1着 [昇級][初コース]
 発馬五分で中団前の内ににつける。直線ではインをついて抜け出す。
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買っていればプラスに!

これらの全てのレースで1倍台の単勝を均等に買ったとすれば、6戦4勝で配当合計は630円で回収率105%となった。

誰が買っているのか?

単勝1倍台ということは単勝売上の40%を超える投票があったということだが、4割以上の人が1倍台の単勝に投票したとは思えない。こんな低配当の馬券を買う以上、それなりの金額を賭けていることは間違いない。

締切直前に・・・

これらの6鞍のうち最も単勝馬券が売れた「インディアトロフィー」でのサンライズフレイムへの投票が約30万票、金額にして3千万円である。
その約53%の16万票が投票締め切りまでの約5分間に投じられている。この票数には、かなりの割合で大口投票が含まれているとみて良いだろう。

前売りで勝負!
一方、個人が前売りで買ったと思われる最大の票数は、6,500票で金額にして65万円である。これはオッズから考えて、100万円にすることを意図していたと思われる。おめでとう!

不都合な真実!?

2001年以降のJRAの全レースで単勝1倍台が出現したのは17927回で的中は8755回、単勝回収率は78.2%、平均配当額は160円である。
不思議なことに、単勝回収率は2021年以降80%を超えていて、2023年はこれまで81.3%を記録している。
単勝オッズのレンジ別回収率が1番良いのは11倍台(11.0~11.9倍)で87.9%、ここ3年は90%を超えていて今年は98.5%を記録している。
明らかに分が悪い単勝1倍台の馬券で勝負する人が絶えないのはいったい何故であろうか?興味は尽きない・・・